近頃、「愛国心」なるものが再びやかましく言い出されるようになった。政府が軍事政策に「愛国心」をお題目にし、少なからぬ人々が滑稽にもその尻馬に乗っているが、そもそも「愛する対象としての国」はそんなに由緒あるものなのか。