猖獗極める「多様性」の暴虐

常軌を逸した政治的妥当性の瘴気は止まる所を知らない。ウォルト・ディズニーが3月21日に公開した実写版映画の『白雪姫』Snow Whiteでは、『グリム童話』の原作と異なり、ラテン系の女優が主演に起用されたというのである。
原作では文字どおり「雪のように白い」はずの白雪姫が、この映画では「猛吹雪に負けない強い心を持つ女性」という設定に変更されているという。それだけでなく、王子の代わりに山賊の青年、7人のこびとも従来と異なる姿で描かれるなど、登場人物のイメージが改変されている。11. 中藤玲「ディズニー『白雪姫』実写版が物議 配役や設定で文化戦争」、『日本経済新聞』、2025年3月22日(2025年3月23日閲覧)。
この続きを読むには