自由化と包括性は進んだものの不寛容が残存
前回は、ロバート・ダールによるポリアーキーの理論を取り上げ、イギリス、フランス及びドイツにおける事例を当てはめて、民主化までの道筋を検証した。そして、まず異議申し立ての許容度を高め、少数のエリートから徐々に政治参加者の数を増やしていくのが、最も穏当な民主化のプロセスであることを確認した。そこから見出だされた民主化の必要条件は、政治参加者間における寛容のコンセンサスであった。
では、日本の政治史をポリアーキーの理論に当てはめると、何が見えてくるだろうか。
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